リョウハイエースの車検費用って、結局いくらかかるの?
今年はいくらかかるんだろう、と車検の時期が来るたびに心配になります。
ネット上には「相場は〇〇万円」という情報ばかりで、実際の車検費用がいくらになるのかの情報がなかなかありません。
実は、依頼先や車両の状態によって、その年の金額が変わってきます。
なぜなら、部品によって交換周期はさまざまで、交換部品がほぼない年もあれば、多くの部品交換が必要な年もあるからです。
私は2021年11月にハイエースバン(200系6型のスーパーGL、標準ボディの4ナンバー)を購入し、これまで3回の車検を受けてきました。
この記事では、その3回分の請求書をそのまま見せながら、車検費用の内訳を説明していきます。
この記事を読むと、ハイエースのおおよその車検費用や、車検のポイントがつかめるので、車検の計画が立てやすくなります。
ハイエースの車検費用を知りたい方は、7万円台から9万円台で推移した私の3回の車検費用を参考にしてみてください。
- ハイエースの車検費用3年分の請求額と内訳
- その年の車検費用が変わる理由
- ディーラーと整備工場で何が変わるか
- 毎年車検で金額以外にかかる負担
- ハイエースバン 200系6型 スーパーGL(標準ボディ・標準ルーフ)
- 2.8Lディーゼル・4WD・自家用4ナンバー
- 2021年11月納車(2026年8月時点で約4年9か月経過)
- 走行距離は約56,000km
- 積雪地域で使用
車検費用は、ハイエースの年間維持費の中でも大きな出費のひとつです。
ハイエースの車検費用3年分の請求額
まずは3枚の請求書をそのまま見せます。
2023年・2024年・2025年、同じ整備工場に出した車検の請求額は、それぞれ79,254円、87,655円、95,609円でした。
ここから、法定費用と整備費用に分けて中身を見ていきます。
私のハイエースは4ナンバー
私のハイエースは、標準ボディ・標準ルーフの2.8Lディーゼルで、自家用4ナンバーの登録です。
4ナンバーの車検は、初回が2年、2回目以降は毎年です。
この記事の金額は、この前提のもとで私が払った金額になります。
過去3回の車検費用と内訳
過去3回分の車検費用の内訳をまとめてみます。
| 年 | 請求総額 | 法定費用計 | 課税分(消費税込み) |
|---|---|---|---|
| 2023年 | 79,254円 | 24,650円 | 54,604円 |
| 2024年 | 87,655円 | 31,050円 | 56,605円 |
| 2025年 | 95,609円 | 31,050円 | 64,559円 |
法定費用に差があるのは、2023年はエコカー減税の適用がありましたが、2024年以降は通常の金額に戻ったためです。






交換部品としては、まだ年数が浅いため、基本的にはエンジンオイル・オイルエレメントの交換となり、あとは若干の消耗品の交換となっています。
| 交換・整備した項目 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|
| エンジンオイル | ○ | ○ | ○ |
| オイルエレメント(フィルター) | ○ | ○ | ○ |
| 下廻り洗浄 | ○ | ○ | — |
| ウォッシャー液(補充) | ○ | — | ○ |
| ブレーキオイル | — | ○ | — |
| 電球(右前スモール) | — | ○ | — |
| エアーエレメント | — | — | ○ |
| ワイパーラバー | — | — | ○ |
| LLC(冷却水・補充) | — | — | ○ |
| ブレーキクリーナー | — | — | ○ |
| 毎年固定の項目 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|
| 12か月基本車検整備 | 25,000円 | 25,000円 | 25,000円 |
| 保安確認検査料 | 5,500円 | 5,500円 | 5,500円 |
| 継続事務手数料 | 3,400円 | 3,400円 | 3,400円 |
| 合計(税抜) | 33,900円 | 33,900円 | 33,900円 |
車検基本料・保安確認検査料・継続事務手数料の合計33,900円は、3年間とも同じ金額でした。
ですので、交換部品によって、その年の車検費用が変わっています。



3回分並べてみて、上がっているのは工場の基本料ではないと気づきました。
毎年車検は2年車検の倍かかるのか
毎年車検だと、2年車検の倍かかるの?
回数が倍になるぶん、そのまま費用も倍になると思われがちなところです。
ですが、請求書を見ると倍にはなっていません。
以下で車検周期と車検費用を比較してみます。
ナンバー区分ごとの車検周期
ナンバー区分によって、車検の周期は変わります。
| ナンバー区分 | 車検周期 |
|---|---|
| 4ナンバー(小型貨物) | 初回2年、以降1年ごと |
| 1ナンバー(普通貨物) | 初回2年、以降1年ごと |
| 3ナンバー(乗用ワゴン) | 初回3年、以降2年ごと |
| 8ナンバー(キャンピング) | 2年ごと |
4ナンバーは、初回2年・以降は毎年という点で、1ナンバーと同じ周期です。
4ナンバーのバンと3ナンバーのワゴンでは、車検周期だけでなく車格も変わるので、ハイエースバンとワゴンの違いで詳しく比較しています。
毎年でも法定費用は倍にならない
自賠責保険は、契約した期間の分だけ払う仕組みです。
新車のときは初回車検が2年なので、25か月分の23,870円を払いました。
2回目以降は12か月分なので、12,850円です。
12,850円を2年分に置き換えると25,700円になり、23,870円とほぼ同じ水準です。
毎年払っても、1年あたりの負担が跳ね上がるわけではありません。
毎年かかるのは車検基本料のほう


一方で、車検基本料は2年車検の車なら2年に1度で済みます。
4ナンバーは毎年車検なので、12か月基本車検整備25,000円・保安確認検査料5,500円・継続事務手数料3,400円、合計33,900円が毎年出ていきます。
法定費用は倍にならなくても、基本料のほうは毎年発生する点が、2年車検の車との違いです。
2026年からは法定費用が上がる
ここからは、私の3年分とは別に、これから車検を受ける人に関わる話です。
検査手数料(印紙代)は、2026年4月1日から1,800円から2,100円に上がります。
自賠責保険も、2026年11月1日始期分から12,850円から13,710円に上がります。
| 法定費用の項目 | 2025年まで | 2026年から |
|---|---|---|
| 検査手数料(印紙代) | 1,800円 | 2,100円(4月1日〜) |
| 自賠責保険(12か月) | 12,850円 | 13,710円(11月1日始期〜) |
正確な情報は、国土交通省や損害保険料率算出機構の情報をご確認ください。
(出典:国土交通省「自動車の登録・検査の法定手数料変更について」)
毎年車検に出すのが手間
車検費用そのものより、私が負担に感じているのは車検に出す手間です。
時期や依頼先によって変わってきますが、私の場合、入庫して車検が終わるまでだいたい3〜4日程度かかります。
基本的には平日の半ばに入庫して、金曜日に引き取りに行くことが多いです。
土日にハイエースを使いたいので、入庫は平日にしています。
預ける日数は3〜4日です。
代車を借りているので、預けていても足には困りません。
代車は予約のときに確認しておく
代車を借りる場合は、あらかじめ依頼先に相談し、代車を借りられる日にちを確認したうえで予約することをおすすめします。
依頼先による車検費用の違い
依頼先によって動くのは、法定費用ではなく、基本料と整備の中身です。
私は3回とも、同じ個人経営の整備工場に出しています。
| 変わらないもの | 変わるもの |
|---|---|
| 自動車重量税 | 車検基本料 |
| 自賠責保険 | 整備・部品の内容と金額 |
| 検査手数料(原則) | オイル交換など消耗品の有無 |
法定費用はどこに頼んでも同じ
自動車重量税、自賠責保険、検査手数料(印紙代)は、制度で決まっている金額です。
比べる意味があるのは整備費用のほう
法定費用は制度で決まっているので、依頼先を変えても3つの金額は基本的に変わりません。
例外は検査手数料で、指定整備工場を通すと1,800円ですが、自分で持ち込むと小型自動車は2,200円になります。
私はユーザー車検をやったことがなく、3回とも整備工場に依頼しています。
個人経営の整備工場に出す理由
私が今の整備工場に車検を依頼しているのは、知り合いがいるからです。
ハイエースに乗り換える前から付き合いのある工場ですので、安心して預けることができます。


そもそも、ハイエースを買ったのがディーラーではなくハイエース専門店でした。
点検や整備は最低限でいいというのが私の考えです。
ディーラーに出すと自分では必要だと思っていない点検まで費用が乗ってくるので、そこも整備工場を選んだ理由になっています。
ディーラーの案内と比べたとき
ディーラーからは、車検の時期が近づくと車検案内のハガキが届きます。
最低限の諸経費が記載されていましたが、その金額だけで、前回請求額とほぼ同等の金額でした。
オイル交換や部品交換の分だけディーラーのほうが高くなるので、もちろんディーラーには預けません。



知り合いの工場だからこそ、ちょっとしたことも気軽に相談できるのが利点だと思っています。
カスタムしたまま車検に通るか
私のハイエースは、丸目ヘッドライトとOPEN COUNTRY R/Tを装着したまま、3回とも車検に通っています。
これは後付けのカスタムではなく、新車購入時から付いていた仕様です。
外装も足回りも納車時から
私のハイエースに付いているカスタムは、外装も足回りも、すべて新車購入時からのものです。
新車購入時の注文書には、丸目換装一式、fdclassicホイール+RTタイヤセット、LEDルームランプセット、クロスライドサイドバーが記載されています。


サスペンションとスタビライザーも、同じく納車の時点で専用品が付いていました。
つまり、丸目ヘッドライトもOPEN COUNTRY R/Tも足回りも、販売店が組み込んだうえで納車された仕様です。
足回りは構造変更を届け出てある
外装のパーツと違い、足回りは登録の内容にも関わります。
足回りに手が入っているので、納車の時点で構造変更の届け出が済んでいる車です。


車検証の型式は「3DF-GDH206V改」で、末尾に「改」が付いています。
これは改造を届け出て登録された車であることを示す記号です。
備考欄の「改造内容」には緩衝装置、つまりサスペンションと記載されています。
| 車検証の欄 | 記載されている内容 |
|---|---|
| 型式 | 3DF-GDH206V改 |
| 備考[改造内容] | 緩衝装置 |
| 用途/乗車定員 | 貨物/2人(最大5人) |
| 自動車重量税額 | 16,400円 |
| 受検種別/受検形態 | 指定整備車/指定整備工場 |
| 有効期間の満了する日 | 令和8年11月 |
受検形態が指定整備工場なので、検査手数料も持ち込みより安い区分で済んでいます。
3回とも同じ仕様で通っている


2023年・2024年・2025年、いずれもこの仕様のまま車検を受けています。
請求書には、外装のパーツや足回りについての指摘や追加整備の記載はありません。
| 納車時から付いているパーツ | 車検の指摘 |
|---|---|
| 丸目ヘッドライト | 3年とも指摘なし |
| OPEN COUNTRY R/T(fdclassicホイール) | 3年とも指摘なし |
| サスペンション・スタビライザー | 3年とも指摘なし(構造変更の届け出済み) |
| LEDルームランプセット | 3年とも指摘なし |
| クロスライドサイドバー | 3年とも指摘なし |
届け出てあれば毎年の車検はふつうに通る
構造変更が済んでいるので、足回りを替えたままでも、3回とも同じ仕様のまま継続検査を通っています。
車検前に見ておきたいところ


ヘッドライトやウインカー、ブレーキランプの球切れは、日常点検で見つけやすい項目です。
私の車検でも、2024年に右前のスモールランプの球切れが見つかって交換しています。
タイヤの溝や空気圧、荷室まわりの整理も、車検前に確認しておきたいところです。



丸目もRTタイヤも足回りも、納車時のままで車検に困ったことは一度もありません。
車検費用を抑えるためにやっていること
請求書を3枚並べると、車検費用に響いたものと、そうでないものが分かれます。
盛らずに、両方書きます。
| 分類 | 具体的な項目 |
|---|---|
| 車検費用は下がらない | AdBlueの補充/ウォッシャー液の補充/撥水コーティング |
| 長い目で費用を抑えられる | 下回りの防錆処理/同じ整備工場に出し続けること |
日常の手入れは自分でやる
私は、AdBlueの補充、ウォッシャー液の補充、洗車のときのガラス撥水コーティングを自分でやっています。
ただ、車検の請求額を大きく下げているわけではありません。
2023年と2025年の請求書にはウォッシャー液補充の記載があり、車検のときは工場でも補充されています。
効果は小さいものの、消耗品の状態を自分で把握できることには意味があります。
下回りの錆を進ませない
長い目で見ていちばん意味があると感じているのは、下回りの防錆処理です。
新車を購入した直後に、防錆剤ノックスドールを約4万円で施工しました。
施工したのは、車検を任せているのと同じ整備工場です。
私が住んでいるのは積雪地域で、冬は車道に塩化カルシウムが定期的にまかれます。


請求書にも、下廻り洗浄4,700円(2023年)、4,500円(2024年)が記載されています。
下回りが今どんな状態かは、この記事では断定しません。
下回りをはじめとした防錆や整備の積み重ねは、ハイエースは何万キロ乗れるかでも詳しく書いています。
同じ整備工場に出し続ける
車検基本料33,900円は、2023年から2025年まで3年間変わっていません。
車の癖や過去の整備内容を知っている工場に、3年続けて出してきました。



お金をかけるところと、自分でやるところを分けています。
ハイエースの車検でよくある質問
Q1. 13年経つと車検費用は上がりますか
A. 私の車は初度登録が2021年11月なので、2034年10月分の検査から自動車重量税が22,800円に上がります。2023年から2025年は13年未満なので、重課の対象にはなっていません。
Q2. 車検でバッテリーを交換したことはありますか
A. 私の車は寒冷地仕様でバッテリーを2つ積んでいますが、まだ一度も交換していません。交換費用の請求額は持っていません。
Q3. 車検でタイヤを交換したことはありますか
A. 2021年11月の納車から約4年9か月、走行約56,000kmの時点で、夏タイヤ・冬タイヤとも一度も買い替えていません。
Q4. 故障で車検費用が跳ね上がったことはありますか
A. 同じ約4年9か月・約56,000kmの期間で、修理を要する故障は一度もありません。
Q5. 車検の予約はどうやって取っていますか
A. 私は整備工場へ直接足を運んで相談しています。満了何か月前に行くのが目安かは、この記事では扱いません。
ハイエースの車検費用のまとめ
3年分の請求書を並べると、ハイエースの車検費用の実態が見えてきます。
2023年79,254円、2024年87,655円、2025年95,609円と、少しずつ上がっています。
上昇分16,355円のうち6,400円は、エコカー減税が終わって重量税が通常の金額に戻った分です。
それを除いた9,955円が整備費用等の増加分で、その年に何を交換したかによる差でした。
金額の変動より大きいのは、毎年車検という仕組みそのものです。
- 3年分の請求額は79,254円・87,655円・95,609円
- 重量税の分を除いた上昇は9,955円で、交換部品の違いによるもの
- 車検基本料33,900円は3年間変わっていない
- 毎年車検は金額だけでなく数日使えない負担もある


車検以外の維持費も含めた全体像は、ハイエースの年間維持費でまとめています。
次の車検の予約を考えるときは、金額だけでなく数日車が使えなくなる点も踏まえて予定を組んでおくと安心です。



毎年の車検通知が来るたびに、少し身構えるのは今も変わりません。
車検のたびに手間はかかりますが、故障や大きな修理を経験したことは一度もありません。
毎年の車検を含めても、買い替えを考えたことは一度もありません。
この記事の数字が、次の車検の見積もりを確認するときの目安になれば嬉しいです。

